勤続は12年になります。「工程管理と品質管理」を任されています。
サッカーが好きなのでこのスポーツで僕の仕事を例えるなら「ミッドフィルダー」的なポジションでしょうか。
「革」の状態は数値管理できません。だから状態の良し悪しを他部署に的確に伝える「表現力」が重要だと思います。
自分、この仕事につく前は寡黙に仕事する職人になるんだろうな、って、勝手な想像してたんですが今は「コミュ力」磨いて「革」と「人」と対話する日々です。
仕上がった「革」を品質検査する時、「ええ革やなー」とか「惚れ惚れするなー」と感じた時が、一番達成感を感じる瞬間です。皆んなの連携プレーを自分の管理が起点になって作れていると思えるから。
「革」が天然由来である限り、人の感覚が大切ですね。暑い夏、湿度100%の梅雨、寒く乾燥しきった冬。
どれもが「革」作りには不向きな環境が多い日本だからこそ、この仕事、面白いですよ。
経験を重ねる事で、充実感が増していきます。エンドレスで。